震災その後 時系列ではなく、項目ごとに連々と感じたことを書いていきます。
■日本民放各局の報道について 民放、特にFNNの報道姿勢は最悪です。 このような被災の場合、必要な情報をより正確かつ、迅速に届けるのが報道の使命であると個人的には考えています。 不要な不安を煽りるのは、被災地にしても、被災地外の人にとってもマイナスにしかなりません。
報道各局得意不得意があります。 正直フジテレビに関してはこのような報道姿勢であるならば、得意分野であるバラエティを放送してくれたほうが良いと思います。 安否情報や、物資の輸送状況、被災地外の人たちへ正しい情報を伝えること。報道とは暴動を生むための導線であってはならないと思います。 そのような報道を浴びつづけることにより、被災地外の人でもPTSDなど精神に異常がでる例もあるようです。
■Twitterについて 今回は、Twitterの良い面と悪い面が最大化されたと思います。 安否確認には電話よりも効率的なツールになり、実際に飢餓に陥っていいた地域の人が救援された例もあれば、ソースの無いデマが拡散されて混乱した例もあります。
Toggeter：「東北地方太平洋沖地震に関するデマまとめ」のまとめ
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20110312/p1
今回の地震で公式RTの重要性が広まったのは非常に良いことだと思います。 ちゃんとソースを確かめて「釣られる」ことが無ければ、Twitterはこのような非常に有効なツールであることが改めて分かったと思います。 facebookがもっと日本人に浸透していれば、デマも少なくもっと良かったのかもしれませんが。
■福島原発に関する反応について なぜ「日本終了」といった反応が出たのか。 現実に放射能、放射性物質が云々というのは、各所にまとめがありますので確認して下さい。自分は専門家ではないので特に書きませんし、知りません。自分の立場としては、自身で集めた情報を元に「少なくとも首都圏は問題ない」と自身で判断し行動しています。他人がどう考えてるとかは知りません。
自分が言いたいのは、今回、Twitter、mixiその他で水素爆発、水蒸気爆発であたかもチェルノブイリ級の事故が起きたかのようなこと反応をするユーザーが多く見受けられました。もう既に政府や東電の発表にもあるように、炉心融解と直接の関連はありません。繰り返しになりますが、災害時に注意しなければならないのは2次被害です。不要な精神ストレスを与える行動は慎むべきです。 本件は、日頃見えない「個人としての発言の重みを理解しているか」という点で人間を観察評価するのに非常に大きな意味をもったと自分では解釈しています。
以上です。買い占めの問題について書こうかとも思いましたが、意味不明、以外に言う事もないので止めます。 今回の地震は、良い意味でも悪い意味でも日本人らしさが出た震災だと思います。かつて阪神淡路大震災のときがそうだったように、次の震災までに今回の災害から復旧し、同じレベルの災害時には今回よりも被害が少なくなることを願うだけです。
今日はここまで
