タディのブログ

人狼ゲームのことや、猫カフェの画像や身近に起きたことを適当に書いてます。旧薫平ブログです。

【THE LAST OF US】生きているエネルギーを感じる名作

 

THE LAST OF US (以下TLoS)中級(ノーマル)クリアしました。

感想は凄いの一言。

詳しくは公式サイトに任せますが、映像も見事。ストーリーも見事。ゲームとしても見事で言うことなしです。

問題があるとするならば、あまりに感情移入できる構成のため、リアルの生活に影響を及ぼしかねないところくらいです。

 

■ストーリー

最近の海外ドラマに見られる重厚な人間ドラマの流れがゲームにもやってきました。

世界観として非常に有名ドラマ「ウォーキング・デッド」を彷彿とさせる世界観で、ドラマを見ていた自分には重なるところも多かったです。

少人数の中での人間としての葛藤。

1年の間に微妙に近くなっていくジョエルとエリーの距離。

もちろん、ドラマのそれと比べると劣るのですが、ゲームの中にある短いムービーの中や、ちょっとした会話などで見られる人間の心のふれあいなど、よく練りこまれていると思います。

ストーリーメインの「428」など、ノベル系を除けば、他のゲームにはみたことのないレベルです。

 

■ゲーム性

没入感が半端じゃ無いです。

音声を含めて映画として完成度の高いTLoSですが、Dead Spaceすら超えた没入感に圧倒されっぱなしでした。

チャプターの切れ目がゲームをしている最中に無く、ゲームにありがちな「チャプタークリア」という概念が無いのが非常に印象的でした。

また、皿が割れている床の上を歩くと、音で敵に発見されるなど、細部にもこだわりがあります。

AIは完璧とは言えないまでも、十分他のゲームの平均以上の動きをしてきており、好感が持てました。

ほぼ満点のできなのですが、敢えて問題点を上げるなら、もう少し敵にバリエーションが欲しかったです。

 

 

■映像

四季それぞれの荒廃の美、動物たちの描写も素晴らしいのひとことです。

音声も水場の緊張感や反響がリアルすぎで、外の音と区別がつかないレベル。

息遣いや、服の汚れ方などもこだわっていていうこと無しです。

特に印象的だったのは、キリンと最後のソルトレイクシティに向かう自然です。

道標が特に無いのに道がわかるという不思議な構成力にも驚きました。

 

 

 

■総括

あまりに印象が強くて、今、これを書きながらも、ボーっとしてます。

この手のゲームの到達点と言ってもいいぐらいです。

バイオハザードなどに代表されるこの手のゲームが好きな方は、マストプレイだと思います。

18禁(バイオレンスな方面で)なのが本当に悔やまれますね。

もちろん、欠点が無いわけではないです。

でも、それ以上に圧倒的なまでに生きることへのエネルギーが満ち溢れている作品だと思います。