タディのブログ

人狼ゲームのことや、猫カフェの画像や身近に起きたことを適当に書いてます。旧薫平ブログです。

真かまいたちの夜「犯人当て ―鎌鼬の夜編―」と検定結果初級

真かまいたちの夜「犯人当て ―鎌鼬の夜編―」 プレイしました。

内容としてはミステリでは良くある「フーダニット」もの。 「読者への挑戦状」が出てくる犯人当てをメインにしたタイプの作品でした。

結果、単純な消去法で犯人は分かるわけですが、 日頃推理小説を読まない人には少し難しいかもしれないですね。

色々とツッコミどころはあるのですが 自分的には許容の範囲内です。

本編、ミステリー編に比べれば、 不満要素は少ない作品です。 だからといって面白いわけでは決して無いのですが、 このレベルの作品が難点か後日配信されるなら楽しみです。

--以下、ネタバレ含む--

犯人は池谷です。 動機もよくわからないのですが、殺害できた理由も良くわかりません。 偶然に偶然が重なって起きた殺人で、いわゆる「可能性を全て排除したら池谷しか残らない」 ということまではすぐにわかるのですが、なぜ、このような手段を使ったのか、 どうして犯行に至ったのかが全く理解できません。

主人公坂巻が風呂に入った段階で、炎が見えていないのが、 犯行後には見えていたのだから、そこに何かがあった=凶器、ないしトリックの断片なのは確実で、 それが出来たのは・・・という話なのですが、

そもそも、鏡に鎌鼬の夜、って書く赤い塗料をどうやって調達したのか? ひげの手入れに関しての事前知識はどうやって手に入れたのか? そもそも、凶器を取り出す際に針金を外すときに見られたらどうするつもりだったのか? など、謎が満載です。

これは本編であろうミステリー編にも言えるのですが、 犯行が起こった段階で犯人が分かる、そんなレベルの作品です。 百歩譲って犯人がすぐにわかる流れだったとしても、 トリックを難解にするとか、思わせぶりな伏線を張って推理を複雑化するとか、 もう少し頑張って欲しいです。