仕事でRFPを作成することが多くなり、基礎からの確認の為購入して熟読したのでレビュー。
Amazonのレビューを書くなら★★★★☆。十分に使える本だと思う。
「なんのためにRFPが必要なのか?」
「RFPに最低でも必要なものはなにか?」
「その必要な情報はどのように得て、定義していくのか?」
という基礎が詰まっている。
RFPをチームで作成するという流れや、事務局の設置など実務レベルで役に立つ情報も多い。
また、どのようにベンダーを選別していくのか?というところも見逃せない。
本書は「RFP&提案書」の「完全マニュアル」であるから逆にRFPを受けての提案書の作成にも半分程度の分量を割いている。このように両方入っていることで、RFPを作成するところ、RFPを受けての提案書の作成も一冊で理解できる。
物事の両面をシンプルに理解できる良書である。これから会社の基幹システムの担当になるような初心者や、中級者が基礎を確認するのに最適だと思う。
全体としては、非常に良くできているが2100円という単価としてはボニュームに不満も残る。
特に、惜しいのは、サンプルの数だと思われる。実際に事例を見ながらもう少し具体的に理解をするためには足りないと思う。
それは去年発売されたこちらに書いてあるのだろうか。機会を見て読んでみよう。