魏編に続いての蜀編なのですが、まず、デッキよりも先にこの環境における魏と蜀の違いについて書きます。
魏はバランスの色で、同じカードを複数枚引くことが基本的にデメリットになる勢力であるのに対し、蜀は無双連撃が戦略の中心になる色です。
これは、無双連撃をして利益になるカードが少ないからです。
魏にも于禁や曹影といったあからさまに無双連撃が有効なカードから、夏侯淵のようなカードもありますが、蜀に比べれば比較的効果が薄いと思います。
蜀には陳到張飛、そして何より劉備がいて「ターンの終わりに待機状態」にあることが重要な戦略として、位置づけられています。
趙雲も単体でも強いですが、能力発動からの無双連撃の殲滅力は凄いものがあります。
待機状態にあれば、李典も火計も基本的に効かないわけです。
そして、無双連撃は攻城力が高ければ高いほど効果高いです。
これは蜀に与えられた特権で、この部分を生かさず戦術・デッキを構築するのは、現環境では考えにくいと思います。
前置きが長くなりましたが、デッキリストはコチラです。 (GoogleDocumentが開きます)
魏単の2〜3枚ベースのレシピに比べてシンプルすぎる。
1枚入りは基本的に国力枠なので好みで変えてください。
基本的に最もマッチングする魏蜀をメタとした蜀単になっています。
おそらく疑問が出るであろうことに先に答えておくと、
Q.陳到が入っていないのはなぜ? A.蜀でプレイして、4ターン目に劉備でなくて勝てますか? 勝てませんよね? とすれば、違うコスト入れたほうが良いという判断です。
Q.3コス孟達だけとか厳しくないですか? A.他に候補ないと思うんです。ひっそりと一枚カードは3コスよりです。孟達3、王平2にする説はあります。
Q.大徳3枚より武神の気迫のほうが良くない? A.呉群相手には。魏蜀相手には大徳のほうが強いと思います。 魏やっていると、大徳なしの蜀とか全く怖くないです。
Q.獅子奮闘の反撃計略が強いと思う。 A.運に頼ったデッキ構築は嫌いです(強い、弱いではなく)。
異論反論あると思いますが、この環境は魏と蜀にマッチすることが非常に多く、その二つの勢力に勝つためのデッキ構築になっています。
その視点でもう一度レシピを見て、出来れば実際にそれらとやってみてください。
その時に注意していただきたいのがマリガンです。
糜芳と劉備が初手になければ5枚マリガンです。もしくは、どちらかだけ残してマリガンです。 (糜夫人は、劉備扱いしても良いですが、なるべく避けましょう)
特に初手の大徳と槍術訓練はもれなくマリガン。 確定です。異論は認めないです。
魏の場合は韓浩があって5枚マリガン余裕ですが、蜀は2ターン目糜芳と4ターン目劉備が勝利への大原則になるので、それを意識したマリガンをします。
これは、蜀を使っている場合の基本ルールだと思っています。
あとは、冒頭の待機状態(劉備の効果を含む)の重要性を意識して、4枚入っているカードを上手く劉備を場に→無双連撃→待機の流れに持っていければ、おそらく魏蜀相手の勝率は50%まで行くはずです。
好みもあるとは思いますが、騙されてやってみると、思ったより強いと思っていただけると思います。
逆に駄目なのは、重いカードばっかりのデッキ。
蜀単相手ならそれもいいのですが、魏単だと猛将の気迫と李典の良いカモになってしまうので、少なくとも現環境ではオススメできません。
以上です。
呉も群も書こうと思うのですが、それまでに次のパックが出てしまいそうなので、これまで。