タディのブログ

人狼ゲームのことや、猫カフェの画像や身近に起きたことを適当に書いてます。旧薫平ブログです。

2020年を今年読んだ本とゲームとおまけで振り返る

総括するとかなり自分の趣味、嗜好が変わった一年だと思います。
家にいる時間が増え、コミュニケーションの変容についてじっくり考えた1年でした。
結論はありません。日々変わっていくのでしょうね。

今年読んだ本からおすすめ4選

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家にいる時間が多かったにも関わらず、特に読書量は減少しました。32冊。
これは将棋の棋書に時間を使ったからです。
その中でも今年発売で今年読んだ本のおすすめは、次の3冊です。

女子プロレスのアイコン」と呼ばれる女子プロレス団体STARDOMの岩谷麻優選手の自伝です。タイトルがラノベのように見えますが、中身はまさに物語のような岩谷選手のこれまでが飾らない言葉で書かれています。
自分自身去年のMGSの新日本プロレスの興行で岩谷麻優選手のことを知り、岩谷麻優選手と花月選手のタイトル戦で初観戦してすっかり好きになってしまいました。
STARDOMは、今年、不幸なニュースもあり、それでもすべての数字を上げてきている好調の団体の中で、そのなかのTOPの選手の生き様が詰まった読み応え充分な本だと思います。
特にタイトルの「引きこもりでポンコツな自分が」が「女子プロレスのアイコン(象徴)」というのは、嘘偽りなく、前半のようだと自分を卑下している自己肯定感がない人は男女問わず読んでほしいです。

読む前は正直なめてました。
この「◯◯力」というタイトルのビジネス、自己啓発系の書籍は、出せばそれなりに売れるので、読む前には
それらと同じように「どこかで来た内容が少し表現を変えて書いているだけだろう」と。
読み終わったあとでは、本当に申し訳ない。

寺田有希さんは自分の好きな舞台「人狼TLPT」のジャンヌ役で初めて知りました。
その後、MCやYoutubeでも見るようになった女優さんです。
寺田さんは、いつも笑顔なのに、どことなく迫力というか強い意志が見えるところが印象的です。
本もその名の通り、「対峙力」よりも「戦闘力」という言葉のほうが多くでてきているのではないかというぐらい攻めている内容です。寺田さんの実体験に基づく具体的な考え方や、失敗談、成功談が豊富で、寺田さんにしか書けない世界だなと思いました。

自分の人生の書には将棋の永世名人称号を持つ、羽生善治九段先生の「決断力」、森内俊之九段の「覆す力」
という「◯◯力」がありますが、それらに並ぶ名著なのではと思います。


小島秀夫監督は、去年末発売のゲーム「デス・ストランディング」の監督であり「メタルギアソリッド」シリーズで有名なゲームクリエイターです。
その小島監督が影響を受けた多くの作品について語っている作品を紹介している本がこの本です。
それを「創作の遺伝子(ミーム)」という表現で綴っています。
映画好き、舞台好きとしてはデス・ストランディングの世界観が、どのような作品の影響から生まれたのかという興味で手にとりました。

この本は万華鏡ですね。
自分が知っている作品は、「影響を受けた部分」や、それを紹介する表現が全く違ったりするし、もちろん共感する部分もある。
全く知らない作品は、その作品がどんなものか、ワクワクする語り口で書かれていて、そのミームを自分も追体験したいと思いました。


将棋を全く知らない人には本当にわからない本なのですが、それでも、この本を紹介せずにはいられないという本です。
今の将棋界は、藤井聡太2冠を中心とした「観る将」という新しい将棋の関わり方をするファンが増えました。メディアとしてもABEMAで放映された、いままでならありえなかった「超早指し戦&チーム戦」の「ABEMAトーナメント」や、香川愛生女流を始めとしたYoutubeを活用して将棋の魅力を伝えようする流れが今年の将棋界だったと思います。

その目に付きやすい将棋ブームのなかで自分のような「指す将」としてはAIをつかった研究が当たり前になり、一昔前(といってもわずか数年前)では、あり得なかった戦法や陣形がタイトル戦で現れて、解説を聞いても初段程度の自分の実力ではついていけないということもありました。

この本は、そのような現代将棋と昔の将棋の隙間を埋めて、未来を感じさせてくれた本です。
将棋の本と言えば、詰将棋や棋書など、勉強のための本が主流です。一つの戦法を覚えるための学習書という意味が強いです。しかし「実践で現れる」→「体系化して文章化」→「出版」という性質上、その内容が最先端ではないのはあるていど仕方のないことでした。

この「現代将棋を読み解く7つの理論」は、その問題を解決してくれた本です。
ひとつの戦法を掘り下げるのでなく、過去と今の将棋の違いを理論名(キーワード)と、実例で解説してくれます。このような将棋の本は自分が知っている限りこの一冊だけで、革命的な構成であると言えます。

将棋の本なので将棋に興味がない人には勧めることのできない本ですが、「こういう方法があったか!」というい新しい本の形を教えてくれた本です。

以上が今年読んだ本で特に心に残った本です。

ちなみにビジネス書が入っていないのには理由があります。
それは、ビジネス書が既にWEBセミナーにその役目を変わって来たと思うからです。

緊急事態宣言の時期、各社がこぞってWebセミナーをはじめました。
販促目的の内容ものが多いのは事実ですが、その中にも各業界のユーザーコミュニティが有志で開催したウェビナーやPodcastには最新の現状が反映されているものが多く、いまは本よりもそちらを多く聞いています。


今年のゲーム2選

龍が如くシリーズ

龍が如く7 光と闇の行方 - PS4

龍が如く7 光と闇の行方 - PS4

  • 発売日: 2020/01/16
  • メディア: Video Game

緊急事態宣言の中、外でやるゲームがやりづらい中で、久々にコンシューマのゲームをやる一年になりました。
その中で、今年は龍が如くシリーズを0~7とナンバリングタイトルに加えて木村拓哉さんがモデルになった「ジャッジアイズ」をやった一年です。(龍が如く7は2020年発売)
シナリオの重厚さ、他のゲームでは描かれることの少ない「極道」をモチーフにした男の世界にどっぷりはまりました。
本当におすすめのシリーズです。特に「龍が如く0」と「龍が如く維新」は、ゲーム史に残る名作だと思います。

The Last Of Us2

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

  • 発売日: 2020/06/19
  • メディア: Video Game

前作から何年待ったか。周りにも数年間ずっと「この続編だけは、どんなに忙しくても絶対やる」とずっと言い続けていたゲームです。
賛否両論というサブタイトルでも付きそうなぐらいレビューは荒れに荒れた本作ですが、結果は、各種のゲーム賞を総なめにした「今年を代表するゲーム」になりました。

自分としても「このゲームが評価されなければ、他にどんなゲームが評価されるというか」というぐらい絶賛のゲームです。
人の考え方はそれぞれなので、賛否の「否」を唱えている方の言い分もわかりますが、よくも悪くも、プレイした人に「自分の中の闇」を直視させるゲームなのかなと思います。
エンターテイメントを超えた、映画を超えた、自分がその場にいるかのような臨場感と人生を振り返る機会を与えてくれる素晴らしい作品でした。

前作を含め、未プレイの方にはぜひやって欲しいゲームです。
おそらく10年以上語り継がれるであろう傑作です。

おまけ①:今年の仕事編

自分の仕事はかなり情報漏洩に敏感な部分であるので、具体的な内容は書けないです。
そんな中で、今、注目しているのは「ローコード(ノーコード)開発」です。

Salesforceの認定資格を撮ったのは、TwitterFacebookでもした通りなのですが、技術者としてSalesforceを見たときに優れているのはローコード開発です。

従来はスクラッチ開発でしか作れなかった、その環境独自の必要なカスタマイズが、クリックベースの開発環境でできる。
これまでもまったくなかったわけではないですが、ここまで実用化されてきたのかと驚きました。

逆に言えばコーディングという手段よりも、要求定義や仕様設計の比重が業界全体で増えてくるということでもあり、正しいものを正しく作るということの価値が高まってくるのではないかと思います。

もし、Salesforce関連で相談事などあればお気軽にご相談ください。

おまけ②:音響(イヤホン・ヘッドセット・マイクなど)

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家にいることが多くなり、PCやディスプレイだけでなく、音にも興味がでて、調べに調べた一年でした。
秋葉原のeイヤホンさんには本当にお世話になった一年です。

自分は今

  1. ゲーミング用・Web会議用は「Razer Kraken Ultimate」
  2. 歩きながらラジオやPodcast聞く場合は低音重視で、なくしても心が傷まない価格の「Anker Soundcore Sport Air
  3. 家でじっくり曲を聞く場合は高音重視の「final E2000」
  4. 音を確認するためのモニター用に「DoubleZero 00-001」

を使っています。
サブスクのストリーミングサービスは、YoutubePremiumを契約しているので「YoutubeMusic」を設定で「音質:高」にして利用します。

今のイヤホンといえば、AirPodsを代表する「ノイズキャンセリング」「外音取り込み」や、環境音に合わせてボリュームを調整してくれるような未来を感じさせてくれる完全ワイヤレス型を業界は推しています。(そのような機種も持ってます)

しかし、金額も20000円以上となり、高いからと言って装着感は人によってそれぞれなので、視聴しないと全然合わないということもあります。
自分の場合、頻繁に飛行機に乗るわけでもないので、ノイズキャンセリングは不要ですし、外音取り込みのボタンを押すタイムラグが嫌でイヤホンを外してしまうので、結局、装着感で上記に落ち着きました。
特にBluetooth接続のイヤホン系は、ほぼ低音重視系が多くあまり自分に合うのが少なかったです。

実際には、自分にあったものが一番良いので専門店で視聴しまくるのが良いと思います
イヤホンに悩んだら有線は、finalのバランス重視の「E3000」、高音重視なら「E2000」、完全ワイヤレスはiPhoneならAirPodsで良いのではと思います。
ゲーミングヘッドセットはRazer の「BlackShark V2 Pro」がおすすめです。
自分が「Kraken Ultimate」を利用しているのは、装着感がすべてです。この機種は眼鏡している人にとっては最高の装着感です。また、マイクがノイズキャンセリング対応になっていて、Web会議などでも重宝します。


おまけ③:トレーニング編

緊急事態宣言後、ジムを解約して自宅にダンベルやベンチを買ってもくもくとホームトレーニーしています。
体重ベースで半年で8kg落ちていますが、それ以上にはっきりと分かるレベルで筋量が増えているのが嬉しい。
最近では、ボディビルの選手たちがYoutubeを解説して、パーソナルのトレーニング論を無料で公開しているので本当に自宅でのトレーニングがやりやすくなりました。
山本義徳さん、ジュラシック木澤さんや、かいと選手のYoutubeをよく見ています。


以上、趣味の視点から振り返る2020年です。
来年のことは来年に書きます。